モデル名
Microcast Spool SXUM36 および SXUM16 (スプール)
商品紹介
ABU SX 3600C ,3601C ,1600C ,1601C IVCB & UltraMAG 用 軽量浅溝スプール。
Microcast Spool SXUM
溝の深さの比較です。写真の左のスプールは、3601C UltraMAG の純正スプールです。
1)IVCB のスプールを交換
写真のリールは、3601C IVCB です。
スプールには、写真のようにブレーキパーツが取り付けてあります。
スプールエッヂの内側に黒いリングを止める溝が切ってあります。
Microcast Spool の同じ位置にも、同じように溝が切ってありますので、外したブレーキ一式をはめます。
外し方ですが、写真のように精密ドライバーのようなものをリングの下の隙間に入れて、少しずつ外していきます。
無理をすると、リングがかけたりしますので、慎重にやって下さい。
リングの4ヶ所に貫通した隙間が見えると思いますが、その外側に引っかけるための爪が出ています。
(4ヶ所とも出ていますので、1ヶ所ずつ少しずつ浮かすようにしてやってみて下さい。)
リングを外すと、裏側はこんな感じになっています。
純正スプールには、2つのブレーキアームがついていますが、もう2カ所に取り付け溝がついていますので、
最大4つのブレーキを取り付けることが可能です。
Microcast Spool にリングを取り付けた様子です。
はめる方は、特に難しいことはないと思います。
あとは組み込むだけですね。
2)UltraMAG の、マグネットの取り替え
純正のマグネットでは、磁力が弱く(スプールとの距離も大きめ)のため、
弊社販売の厚い磁石に交換してみて下さい。
調整範囲は狭くなる可能性がありますが、ブレーキ力が向上するのでお勧めです。
方法 その1 磁石を1ヶずつ交換する方法
マグダイヤルは、最大の15にしておきます。
(ユニットが浮き上がって、作業しやすくなりますので・・・)
磁石は3mm厚のものを用意してみました。
磁石を取り外すのに、リールに付属の純正レンチを使います。
このように、磁石に先端をくっつけます(磁力でつきます)
下にある、鉄製のプレートに磁力で付いているだけなので、簡単にはずれると思います。
※注:付属レンチの中にはステンレス製で磁石に強く引き寄せられないものもあります。
その場合は、マイナスドライバーなどをご使用下さい。
外した磁石と、極性が同じ向きになるようにして、レンチで取り付けます。
(1つずつ取り替えて下さい。)
外したときと同じ要領で、うまくくっつけて下さい。
磁石は、表面の極性が交互になるように並んでいますので、取り付けるときには、
隣り合う磁石とは反発するように、力が働くと思います。
全部取り替えると、写真のようになります。
磁石を全て取り外してしまうと、裏側のプレートがはずれてしまい、ユニットを分解しないとなりません。
もし、その場合は次を参考にしてなおして下さい。
方法 その2 ユニットを取り外して磁石を交換する方法
この場合は、マグダイヤルを最小の1にしておきます。
付属のレンチの先を、"ボールベアリングプラグ"と、スプリングの間に差し込みます。
レンチをねじり、黒いフタを外してください。
フタや、スプリングを飛ばさないように気を付けてください。
ちなみに、ベアリングもこの状態で抜き取れますので、メンテナンスしてみてはいかがでしょうか?
プレートを真っ直ぐ上に引き上げ、マグネットホルダーを取り外します。
磁石にレンチをくっつけ、真上に上げると外せます。
その下にある、マグカムは、外さない方がよいです。
(マグダイヤルの目盛りがずれるため)
この状態で、磁石を全て外します。
裏側には、扇形の部品が付いています。
磁石とプレートで、ホルダーを挟み込むようになっているだけです。
分解方法さえ分かれば、この方が簡単かもしれません。
ベアリングの回りの"柱"に、溝が入っていますので、マグネットホルダーの出っぱりと合わせて入れます。
あとは組み立てて完成です。
マグダイヤルが、1〜15まで稼働するか確認して下さい。
もしずれていた場合は、こちらを参考に!
(最後の方に、参考になる説明があります)
マグネットの使用可能範囲
純正の磁石から、厚い磁石に変更するとおおよそ下記のように可動範囲が狭くなりますので、ご注意下さい。
リールやスプール、磁石などに個体差がある場合がありますので、参考にして下さい。
2mm厚の磁石に変更した場合 : マグダイヤル 1〜13まで
3mm厚の磁石に変更した場合 : マグダイヤル 1〜8まで
! 使用上のご注意 !
本商品は、軽量化のために可能な限り、肉厚を薄くしております。
取り扱い方、使用方法などによりましては、破損、変形の恐れがございます。
下記の注意事項をよく読み、ご使用下さいますようお願いいたします。
● 本商品を落としたりしないよう、ご注意下さい。リムのへこみなどがおこります。
● 数十ポンドに及ぶPEラインなどを使用する釣りには適しません。純正品をご使用下さい。
● 根掛かりなどで強くラインを引く場合、ロッドを立てずにスプールを押さえて、
真っ直ぐ引くような行為はしないで下さい。
● スプール部分には、耐食性が向上するように、アルマイト加工を施してありますが、
海水に用いる際には使用後のメンテナンスなどに十分配慮してご使用下さい。
(海水での使用に関しては保証いたしかねます)